2012/9/17 働けなくなった時に・・・・・
保険見直しCAFE
9月もまだまだ暑い日が続いていますが、皆さんは如何おすごしでしょうか?
生命保険を考える上で私が考える1つのリスクは『病気やケガで仕事が出来なくなった時』です。従来型の保険ですと死亡または高度障害(たとえば植物状態)になった時にしか保険金が支払われませんでした。
『病気やケガで仕事が出来なくなった時』すなわち要介護状態になった時が一番大変だと考えています。
例えばですが、死亡・高度障害であれば保険金が出ますし、住宅ローンを抱えている家庭などでは、そのローン残債もチャラになります。ただし、死亡・高度障害の時のみになります。脊髄損傷で介護が必要になったり、脳梗塞で体の自由が利かなくなったなど・・・この様な場合、仕事は出来なくなり収入も減りますが、住宅ローンは払い続けなくてはならないなど、思ってもいない様な金銭的問題が多発します。こんな状態に万一なった時でも、保険金が出る保険商品が安心です。こんな話をすると『公的介護年金がもらえるんじゃないの?』なんて言われますが、実は公的介護年金は、要介護状態になった場合に誰でも受け取れる制度ではないんです。基本65歳以上の方が対象で、それ未満の年齢の方は病気やケガで要介護状態になった場合、対象外になってしまいます。介護保険の受給は40歳から64歳までの医療保険加入者となっており、政令で定めた疾病であれば介護保険が受給できます。さて、政令で定めた疾病とは?って事ですが、具体的にどんたものかと言うと加齢に伴う疾病になります。例えばアルツハイマー・パーキンソン病・骨折を伴う骨粗鬆症・初老における認知症・がん末期・関節リウマチなどです。(がん末期については、平成18年4月に特定疾病に追加されました。)
したがって、この40から64歳までの期間の要介護状態になった時のリスクを重く考えた方良いでしょう。実際に死亡リスクより遥かに要介護状態になる確率の方が多いのです。
それぞれの家庭でそのリスクは違いますし、必要保障額だってもちろん違いますので、色々なリスクを考える上で、きちんと保障内容を考える必要があります。