2013/6/12 6月の食中毒情報<サルモネラ・エンテリティディス>
保険見直しCAFE
● 原 因
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「サルモネラ・エンテリティディス(以下「SE」)」に汚染されたニワトリの「たまご」が主な原因です。
生の「たまご」に限らず、加熱が不十分な目玉焼き、オムレツなど、「たまご」を使った料理・お菓子などが原因となります。
また、調理する人の手指や、調理器具を介して、SEが二次汚染する場合もあります。
非常にまれですが、SEに汚染された「たまご」が存在します。
(24,000個の「たまご」を調査したところ、このうちの6個(0.03%)からSEが検出されたとのデータがあります。)
SEに汚染された「たまご」は、その後の温度条件と保存期間によっては、「たまご」の内部でSEが増殖します。
また、いったん割り落とした「たまご」については、保管の温度条件が劣悪であれば、急速にSEが増殖します。
● 症 状
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汚染された食品を食べてから、およそ12時間後に、40度近い発熱、腹痛、おう吐、下痢、頭痛があります。
発症までの時間は、状況によって異なり、早い場合5時間後、遅い場合72時間後と幅があります。
子供やお年寄りの場合は症状が重くなり、最悪の場合、死亡することもあります。
● 予 防
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安くて栄養のある「たまご」は、食品の優等生ですが、梅雨時には少し注意が必要です。
■「たまご」はひび割れがなく、新鮮なものを買う
■「たまご」を買ったら、放置せず、すぐ冷蔵庫へ
■「たまご」は十分に加熱する
■「たまご」を触ったら手を洗い、二次汚染を防止する
■「たまご」の割り置きはしない
また、外国と日本では、「たまご」の生産・出荷・管理の方法がまったく異なりますので、海外旅行先で買った「たまご」を生で食べるのは避けてください。